動物図鑑 | サイ(rhinoceros)


概要

サイはサバンナ、草原、森林、熱帯雨林、沼地など多岐にわたります。

サイは母親とその幼獣を除くと基本的に単独で生活していますが、シロサイは若獣が連れ添ったり、メスが6~7頭の群れを形成することがあります。また、日陰で休んだり、水浴びの為に短期間集合することがあります。

また、サイは生息域の異なる4種類の亜種がいて、日本の動物園ではクロサイとシロサイ、インドサイを見ることができます。


分 類

 奇蹄目サイ科


英 名

 r h i n o c e r o s


学 名

 クロサイ  Diceros bicornis

 シロサイ  Ceratotherium simum

 インドサイ Rhinoceros unicornis


分 布

クロサイ

 ハラ砂漠以南のアフリカ大陸のサバンナや森林、藪地(ケニア、タンザニア、ナミビア、南アフリカ共和国)

ミナミシロサイ

 アフリカ南部から北東部にかけての草原

インドサイ

 インド北部のアッサム地方(カジランガ国立公園など)やベンガル地方からネパールにかけての背の高い草の生える湿地帯


食 性

シロサイが地面に生えた草を主に食べるのに対し、クロサイは木の葉、枝、果実、低木の新芽などを主食とします。インドサイはアシなどの草や小枝を食べます。


形 態

シロサイは体長3.7~4m、体重2,300㎏です。クロサイの体長は2.8~2.9m、体重350~1,300キログラムです。インドサイの体長は3.1~4.2m、体重1,500~3,500㎏になります。

鼻の先にシロサイとクロサイは2本、インドサイは1本の角が生えています。クロサイとインドサイの口が尖ったおちょぼ口なのに対し、シロサイは四角く広がった口をしています。

オスは8歳から10歳で性成熟し、メスはそれよりもやや時期が早いです。平均寿命は野生化だと25~40年なのに対し、飼育下では35歳から50歳になります。


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