ホッキョクグマ


概要

ホッキョクの海に浮かぶ「海氷」を生活の基盤とし、彼らの中には1度も大地を踏むこともなく生涯を終える個体もいるそうです。クマ類としては最大級で体重はオスで800㎏にも達しますが、エサのない時期には300㎏になることもあります。

クマは動物食傾向が強く、アザラシの他、セイウチやシロイルカ、夏季には鳥類や魚類なども食べますが、獲物の9割はワモンアザラシで主に狙うのは幼体だそうです。繁殖は春ごろに行われ、冬ごもりの時期に巣穴の中で出産します。幼獣は28ヶ月程度行動を共にし、5~6年で性成熟します。


分 類

 食肉目クマ科


英 名

 Polar bear


学 名  

 Ursus maritimus


分 布

 北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部、北極圏に分布する


食 性

 肉食(アザラシ、魚類、鳥類やその卵、イッカク、シロイルカ、クジラの死骸、昆布、スゲ、イチゴなどの植物など)


形 態

体長は1.8~2.5m、体重が200~800㎏になります。メスの体重は250㎏程度ですが、妊娠時は500㎏に達することもあります。他種のクマと比較すると頭部や耳が小さく、これは寒冷地に適応することと泳ぐ際の水の抵抗を減らす役割もあるそうです。

ホッキョクグマの寿命は野生化では15~18年程度、飼育下では23~30年程度と言われています。



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ホッキョクグマのいる動物園